1型糖尿病 関連製品

フリースタイルリブレ3(Abbott社)が欧州にて販売開始へ!

日本の1型界隈でもちょっと話題になってましたが、
フリースタイルリブレ(持続血糖モニタリング機械)の新製品に関する記事が出ていて、個人的にかなり興味を持っているので、簡単に英訳して紹介したいと思います。

FreeStyle Libre 3 Cleared in Europe – Smaller, Thinner, and No More Scanning!

糖尿病の方や予備軍の方、アスリートや健康意識が高く血糖値をご自身で管理したい方に興味を持ってもらえる内容かと思います!

記事のタイトルとしては、
「(持続血糖モニタリング機械の)フリースタイルリブレ3が欧州での販売に向けて承認が得られた。(この新製品は)今までで、最も小さく、薄く(リーダーでの)、スキャンの必要なし!」という事かと思います。

持続血糖モニタリング機器(=CGM)の説明

持続血糖モニタリング機器は、僕も使用している、血糖値を測定するための皮膚に装着する医療機器ですが、改めて説明を記載しておきます。

持続血糖(グルコース)モニタリング機器(=CGM)とは

皮下に刺した細いセンサーにより皮下の間質液中の糖濃度(間質グルコース値)を持続的に測定することで、持続的に血糖(グルコース値)の変動を知ることが出来る医療機器


実際に、この写真の白いセンサー(500円硬貨くらいのサイズ)を腕につけてます。(短い柔らかい針が皮下に刺さって固定されています)

画面に数字が表示されている黒い端末が、リーダー(=読み取り機械)で、これをセンサーに近づけると、その時と過去数時間分の血糖値をセンサー経由で読み込んでくれるという仕組みになっています。

フリースタイルリブレ
created by Rinker

今回の記事の内容

続いて、実際の記事の内容です。

記事の主旨は、タイトルの通り、フリースタイルリブレの新製品が欧州で販売承認を得られたので、今後数ヶ月(年内?)を目処に順次販売開始していく。という事ですが、
実際に、新製品の仕様や具体的な機能について触れているので、紹介していきます。

ちなみに、2020年10月1日現在で、日本国内販売されているのは、フリースタイルリブレの第一世代の商品になります。
欧州やアメリカ等では既に「フリースタイルリブレ2」が販売されています。それで今回紹介されているのは「フリースタイルリブレ3」なので、販売まで、国によって大きくタイムラグがある事が分かりますよね。2が販売開始されてもいないのに3が発表されるなんて...泣

大幅に小型化されたセンサーサイズ!



センサーのサイズが従来より70%小型化&薄型化!プラスチックやカーボンの使用量も減り環境にも優しい。
実際のサイズは、1セント硬貨を2枚重ねたくらいのサイズ。との事です。

これはありがたいですね。1セント硬貨は1円玉よりちょっと小さいくらいで、2cm弱です。現行のものが500円玉サイズなので、かなり小型化される印象ですね。より目立たず邪魔にならずに使えるのはすごく助かります。
薄いのも良いですね。なんかにぶつかって剥がれたりのリスクも減る気がします。僕は、一度電車に駆け込み乗車した時にドアと接触して剥がれました...STOP!駆け込み乗車!

スマホとBluetoothで通信し、毎分のリアルタイムでのデータ連携が可能に!


従来必要だった、リーダーで毎回スキャンする必要なし!Blutoothでスマホアプリと連携し、毎分データをリアルタイムで送信可能。

これも革新的ですね。従来の製品は、読み取り用のリーダー機器をセンサーにかざす事で過去数時間分までのデータを取得する仕組みになっていましが、自分のスマホがリーダーになるという事ですね。で、アプリで低血糖/高血糖時にアラームがなるように設定できるので、無自覚の低血糖/高血糖を未然に防ぐ事ができるようになりますね。
僕も夜間の低血糖とか、飲み会等でリーダーをかざしてデータ取るのを忘れて(サボって)たりとかあるので、これは非常に助かります。

その他の情報

・4才以上なら誰でも使用可能
・アプリはiOSでもAndroidのどちらの端末でも使える
・2週間でセンサーを取り換えるのは従来通り
・値段は据え置き。(1ヶ月分のセンサーがついたスターターキットが1万円くらい)

とまあこんな感じの内容でした。
正直めちゃめちゃ良いですね!非常に期待できる内容です。
個人的には、計測精度も向上してるとなお良いなと思ってます。(結構実測値とずれる事があるので...)

販売時期について

発売開始は、ヨーロッパで数ヶ月中に。アメリカではFDAの承認が下りてからなのでまだ未定。
日本での発売時期は、もちろん触れられていない...
という感じですね。2もまだ販売されてないので、気長に待つことにはなりそうですが、非常に期待してます。(アボットジャパンさん、よろしくお願いします!)

また情報のアップデートあれば追記できたらと思います。

関連記事で、リブレを着けてサウナに入った話の記事を貼っておきます。(※メーカー非推奨)

それでは!

  • この記事を書いた人

YOSH

2018年~ 1型糖尿病という10万人に1人の難病を発症。 「1型糖尿病でも好きに生きる」をテーマに、病気のこと、インターネットのこと、趣味について発信しています。

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