※この記事の内容は、個人の意見であり、リブレ着用でのサウナを推奨するものではありませんので、ご留意ください。
先週から、リブレ(フリースタイルリブレ)での血糖測定を始めました。
説明
リブレとは? → 皮下の間質液の糖濃度を、常時装着するセンサーから測定する、自己血糖値測定装置。
(つまり、皮膚に細い針(管)を常に刺しておいて、体内の液体から常に血糖値を測れるようにできるすごい機械)
これまで、指先穿刺での血糖測定(指先から血液を出して、その時の血糖値のみを測定する方法)を行ってきましたが、ズボラな僕は、これまで1日に1回から多くて2回の測定が限界(不良患者です...)だったので、リブレで血糖値の推移をより正確に把握できると良さそうです。
特に最近は日中の血糖値が高め(主に250 ~ 350程度...)なので、気をつけるきっかけになればいいなと思います。
あまり何も考えずに、リブレを装着してしまったんですが、よく考えると指先穿刺と違って、センサーを常に腕に取り付けてるので、今まで普通に行ってきたことの中でも、注意しなければいけないことが色々ありました。
ざっと思いつくだけでも、
・腕にセンサーを付けているので、半袖着用の時期に人に見られる
・激しいスポーツ(特に接触があるようなもの)は大丈夫か?
・ 飛行機の金属検査(ゲート)の通過時は問題出ないか?
・プールや温泉、サウナなどは大丈夫か?
などなど...
上記の中でも特に、温泉やサウナが好きなので、そこに対しては、かなり心配をしていました。
ので、耐久性やその他の注意事項をリブレの開発メーカーである、アボット社の資料(こちら)を元に確認してみました。
定められているリブレ使用の環境条件と、サウナの環境条件は?
資料の、項目 5. の使用環境条件を確認すると、以下のような記述がありました。
使用環境条件
センサーの操作温度範囲: 10 ~ 45℃
センサーの操作湿度範囲: 10 ~ 90%(結露のない状態)
全然だめですね...笑
パッと見ただけでも、サウナでの使用は、明らかにメーカーが保証している操作範囲を超えていそうですね...
一般的に、サウナは温度80℃以上の温度の範囲、かつ湿度もかなり高いです。
いくつか参加している、1型糖尿病のコミュニティーでも質問をしてみましたが、
当たり前ですがポジティブな意見は少なかったです。苦笑
リブレでサウナに入るリスクと、実際に入ってみた結果
コミュニティーでもご意見を頂きましたが、リブレ着用でサウナに入るのは、「壊れる」「(バッテリーから)液漏れ」するリスクがあります。
メーカーの資料でも使用範囲を大幅に超えるので、リブレ着用時にサウナに入るべきではないのが大前提だと思います。
その上で、入るとしたらその後の影響はあくまで自己責任ということを理解して続きを読み進めてください。
どうしてもサウナに入るならばできる対策の方針としては、「温度をなるべく上げないこと」です。
どの程度有効かは不明ですが、具体的には、濡らしたタオルを巻くような対応になるかと思います。
正直僕も、壊れるリスクは不安だったのですが、濡れたタオルを巻いた上で約7分間×3セットサウナ+間に水風呂に入ってみました。
行ったのはサウナの中でも割と気温が高めの100℃程度が設定温度のサウナでした。(水風呂は15℃程度)
タオルを巻いて入りましたが、サウナ室の中でのトラブルは特にありませんでした。
サウナ&水風呂を繰り返し、浴槽にも入り上がって、血糖値を測定しました...
結論、特に計測やその後の経過で、測定に異常は起こっていません。
追記:
最近は、特にタオルも巻かずに週に2日程度サウナに入っていますが、今のところ何か問題が起こったことはないです。
ただ、体を洗う際に、近くをこすった際にリブレが取れてしまったことが一度だけありますので、ご注意ください...
メーカーの推奨範囲外なので、基本的にはNGな使い方で、避けるべきですが、一応僕の場合においては「リブレを付けてサウナに入っても壊れなかった」という検証だけできましたのでご報告とします。
ただ、保証はできませんので、あくまで自己責任ということはご留意ください。
それでは